桑ノ代峠辺り   2009 年 11 月 22 日

当日のルート地図

晩秋の3連休ですが、微妙に仕事が絡んで遠出ができない状態です。近場半日コースでお茶を濁すしかないですね。
そんなわけで11月21日(土曜)は3日間で一番天気が良さそうなのでとりあえず出かけてみました。行き先は大間々町近くの小さな峠巡りと言うことでライジンパスハンターです。日帰り登山一式のザックを背負いますが重くて自転車漕げるのかいなと出発と同時に泣きが入ります。まずは大間々北部の塩沢地区を目指します。大間々北部の小平や塩沢の谷から渡良瀬川本流の谷へと超える峠道は数々ありますが何れも地味で、また廃道に近いものが多いようでよほどの物好きでないと峠越えをしたいとは思わないでしょうね。その物好きさんがたおたわさんであり激坂さんです。実は20数年前になりますが、一定時期この地域の峠に通っていました。その当時は5万分の1地形図の破線の峠道を赤鉛筆でなぞるを趣味としていまして、安蘇、前日光などとともに自宅から至近なこの地区もその対象となっておりました。悪友のA君とともに自転車と一升瓶を背負って徘徊し峠で酒宴を繰り広げること度々でした。

桑ノ代峠入り口

桑ノ代峠入り口

しかし当時はネットもなく入ってくる情報はあまりないわけでして、一応は一通りは「超え尽くした」つもりでもネット時代になり次から次へと「新しい(知らなかった)峠」出現して来るではありませんか!!前述のお二方の詳細な記録を元にこの地区にまた通ってみようと思い始めました。
手始めは「桑ノ代峠」。ちっちゃいので今の私向き。福岡大橋手前のコンビニでお昼ご飯を仕入れて塩沢への急坂をひーひー言いながら登ります。小春日和の訳なんですが、北風がピープーと強くなってきました。たおたわさん激坂さんの書いてあるとおり「オオムサキの森」から峠道に入ります。木橋をわたりすぐに広場。「オオムラサキの森」のイベント用の広場で田んぼを埋めて作ったようです。

オオムラサキの森(広場)

オオムラサキの森(広場)

多少荒廃した感じはしますが、地元の有志がきちんと運営しているようです。ここには小屋がけや写真の展示用パネルなどがあります。情報のとおり小屋から右手の沢沿いに進みます。この辺り踏み跡が数多く錯綜してます。あくまで沢沿いの広い道を進みます。

桑ノ代峠道

桑ノ代峠道

本日仕入れた情報としては「桑ノ代峠道」は
1.馬で荷物を運んだ。
2.大間々に編入(1958年)される前は黒保根村の一部であったので郵便は「水沼局」から峠越えで配達された。
くらいですね。激坂さんのページに詳しいのでそっちを見てね。でも郵便配達人は自転車で峠越えしてきたのでしょうか、それともモーターバイク?聞き損ねてしもうた。

広場から5分も進むとやや道が不明となりますが、右寄りにかまわず登ればしっかりとした巻き道となり数回ジグザグを繰り返した後(この辺りいかにも旧道らしい)篠竹の峠に到着です。あっけないです。峠には本当になんにもありません。石仏か石祠でもおいとけよ。>地元の皆様。とりあえず証拠写真を1枚撮って下りにかかる。急斜面を巻いていく道はすぐに暗い植林帯となるが、道型は素晴らしい保存状態です。たおたわさんは9割乗ったそうですが、私は1割です。檜の枝打ちした後でその散乱物で歩くのも億劫な位でちょっとがっかりです。山サイ研の名手なら100%の乗車率でしょう。

桑ノ代集落

桑ノ代集落

下りついた桑ノ代の集落は北向きですが意外と明るい雰囲気で銀杏の見事な黄葉が印象的でした。その後は渡良瀬川左岸の道を八木原へと向かい荒神山への車道を上りました。急坂にめげてへろへろと押していきましたが、右手に赤城山が大きく絶景です。

塩沢峠(奈良坂峠)

塩沢峠(奈良坂峠)

駐車場からダート道を進み塩沢峠(奈良坂)を約25年ぶりに越えてから風が避けられる日溜まりを探ししばし彷徨。絶好の場所を見つけ遅い昼食とお昼寝。いつまでもこうしていたいと思いながら微睡みました。風は冷たかったけれども良い半日でした。1時間くらいのアプローチでこられるこの地域はなかなか良いところです。この冬にはもう何度か訪れたいものだと思いました。

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笹藪の1日(上信国境矢沢峠)   2009 年 11 月 10 日

当日のルート地図

サイクリングサボっていてすいません。今回もサイクリングしませんで、久しぶりの山歩きです。
11月の山サイ研の集中ランは上信国境の「矢沢峠」11月7日午後0時集中と言うことで行われました。国境の峠とはいえマイナーとはこの峠のことといえるほどあらゆる面で忘れ去られている峠です。しかし我が山サイ研から見ればこれこそが本領発揮のツーリング気分満点の峠となるのです。

広小屋山山頂付近

広小屋山山頂付近

私は今回は県境尾根を歩きたいので条件的、体力的に不安があり自転車抜きの山旅です。大上峠に自動車をデポして県境尾根を矢沢峠を目指し辿ることにいたしました。事前に得られた情報からはかなりしんどい笹藪の連続と覚悟しておりましたが、実際その通りでして、2m以上のびた笹藪の底を僅かな切り開きというか踏み跡を頼りに左右の手で笹をがっしりと掴みながら懸命に登坂するのみでした。(全行程の7割は藪漕ぎね!)

広小屋山東の方に登りつき綺麗な雑木の尾根を西に向かい「広小屋山」三角点に到着。三角点の石標以外は一切の人工物のない山頂は、貴重な静けさ。小春日和の日溜まりで霞んだ遠望する山々が愛おしい。大休止、お昼寝タイムで山に来て幸せと感じる一時でした。

矢沢峠での歓談

矢沢峠での歓談

ルートファインディングを繰り返しながら矢沢峠に下降していく。笹との格闘は相変わらずだが下りなので先ほどよりはましです。峠方向から人間どもが歓談する声が聞こえます。先着した仲間の声に違いなくルートを外してないことを確信して安堵する。間もなく峠着。矢沢集落から古来の峠道を辿ってきた仲間が、数名寛いでいて笑顔で出迎えてくれた。当然私も満面の笑み。

やがて、余地峠方面の尾根筋や矢沢からの峠道から次々とメンバーが到着。結果12名が集中。このようなところに12人のホモサピエンスと11台の自転車が集まったことは歴史的なことと思うが誰も何のコッチャ分からんかな。

矢沢峠群馬側のルート開拓

矢沢峠群馬側のルート開拓

さて下り。上州側の峠道を辿ります。進行方向左手へと巻いていく道は確かに存在します。国土地理院の地図とはだいぶ違うルートです。(峠の位置もGPSデータからすると地形図よりやや北になります。)山歩き関係の情報では「矢沢峠群馬側」は「道はない」とする情報が多いようですが、この峠道については「道はない」というのは「執念がない」ということです。執念深く拘りを持って深く手強い笹と格闘し会話できれば道はあるのです。事実この日我々山サイ研メンバーは8割方大上林道までの旧道のトレースを貫徹しました。笹藪の底に埋もれ、沢筋に僅かに残る旧道は、それを辿ろうとするものにのみ姿を見せるのです。(空身のくせに偉そうに言うな!)

下山後の下仁田での打ち上げも楽しく、しばらく燻っていた小生にとって刺激的な一日でした。